【右脳覚醒】今、輝く「エイブルアート」の世界
家族・会社・学校...どんな集団にも発想力(ひらめき)のある人っていますよね。
僕は、発想力の根底には普通とは違う視点でものを見る能力があると思うんです。
今回は「エイブルアート」と呼ばれる障害者の方々が描かれた素晴らしいアートを皆様にご紹介します。
障害と戦いながら生み出された独自性の高いアート群を眺めていると、これまで見たことのないような新しい「視点」を見つけることができるはずです。
また、皆様にエイブルアートというものを知っていただく機会になればと思い今回作品をいくつかご紹介させていただきます。
尾崎 文彦さんの作品
プリミティブで力強く、見ていて元気になるような作品を多く作られています!
巨匠サヴィニャックのポスターを思いおこさせるような、大胆さがあると思います。
部屋に飾りたい!
尾崎 文彦さんのその他作品はこちら
Ackeyさんの作品
大胆なデフォルメと、やんちゃな色彩感覚が刺激的です。
「歯をみがきなさい」の顔に走る奔放な白い線は、バスキアの作品を彷彿とさせるものがあります。
Ackeyさんのその他作品はこちら
大倉 史子さんの作品
たくさん並んだみかん、という構成もすごいです。
大倉さんは規則性を絶妙にくずした面白いセンスをお持ちで、この他にもアメリカンチェリーやドクロマークを並べた絵を発表されています。
余白の取り方が独特で、見る人を飽きさせません!
大倉 史子のその他作品はこちら
Momocaさんの作品
巨匠浜口陽三の影響を受けたというMomocaさんの版画作品。
見ているとほっこり癒やされます。
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松尾 由佳さんの作品
圧倒的な画力とセンスをお持ちの松尾さんの作品。
どの作品もエッジの効いた個性的な絵に仕上げられています。
この驚くべき才能が、これからもっと世の中に浸透すればいいのに!と心から思います。
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牛窪アイボリーさんの作品
洗練された近代的造形感覚をお持ちの牛窪アイボリーさん。
形のくずれたクワガタ虫など、シルエットにこだわったおもしろい被写体チョイスをされる方だな~と面白がっています。
シンプルながら、直線・曲線だけで作品として仕上げるのは、経験と知性をもとめられる難しい作業です。
テープを使って繊細な味付けをされているのがいい感じです。
牛窪アイボリーさんのその他の作品はこちら
柴田 貴一郎さんの作品
「ワニ」というこちらの作品ですが、ワニ以外にも、様々な動物がデフォルメされて整列されています。
輪郭も太く力強く描かれており、存在感があります!
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井上 阿希子さんの作品
遠くから見た時に市松模様のように見えるアートですね!
また、離れて見た時普段慣れ親しんだ漢字に、形状そのものが持つシルエットの美しさを感じることが出来、興味深いです。
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太田 宏介さんの作品
野性的なモチーフとプリミティブな作風が非常にマッチした、素敵な作品を多数発表されています!
絵本作家ミロコマチコさんの作風にも通ずる大胆不敵なデフォルメが右脳を刺激します!
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古谷 秀男さんの作品
古谷さんの作品を一目見て、「天才!」と思いました。
絵を見ていると脳内でアート・アニメーションが始まるような感覚があり、非常に引き込まれます。
抽象的でありながら、シンメトリーによる普遍的な美しさがあり、また繊細な描き込みが絵にすごい説得力を出しています。
色彩もエスニックな雰囲気が絵にマッチしており、興味深いです。
古谷 秀男さんのその他作品はこちら
Able Art Companyについて
障害のある人のアートを、デザインを通して社会に発信する組織です。
こちらのホームページは作品掲載点数が素晴らしく、僕はアイディアが欲しい時、ひらめきが欲しい時に覗かせてもらっています。
ホームページはこちら
https://www.ableartcom.jp/top.php
エイブル・アートとは
エイブル・アート・ジャパン(会長、嶋本昭三)が主導する障害者芸術をとらえ直す運動、ノーマライゼーション運動。
1995年に始まった、日本発の運動で、2つの目的を持つ。
1.それまで価値の低いものとみられてきた障害者芸術のすばらしさを知らしめ、障害者 の地位を高めること。
2.活動を通して、誰も疎外されたり排除されない社会の実現を目指す。
近年は障害者芸術ばかりではな く、生きづらさを抱える多様な人たちが抱える問題についても扱うようになっている。
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