無料のPhotoshopプラグイン「Viveza 2」の使い方 | M2制作BLOG

本サイトはプロモーションが含まれています

更新日:

無料のPhotoshopプラグイン「Viveza 2」の使い方

Photoshopの有料プラグインだったGoogle Nik Collectioが無料のプラグインセットとして公開されています。
今回は、その中でも僕が一押しの「Viveza 2」というプラグインについて使用方法などを簡単にご紹介してみようと思います。
基本的にNikSoftはマニュアル無しでもフィーリングで操作できるほどシンプルかつ洗練されたUIですから、Photoshopの操作にまだ不慣れな方でも使いこなすことが出来るプラグインだと思います。

nik

プラグインのインストール方法

こちらの記事でもご紹介しましたが、Google Nik Collectioは以下のURLよりインストーラーを無料でダウンロードできます。
https://www.google.com/intl/ja/nikcollection/

プラグインの場所

正常にダウンロードできれば、(CS6の場合)以下の場所に「Google」というフォルダが作成され、「Viveza 2」などのプラグインが入っているはずです。

64ビットのプラグイン: C:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop CS6 (64 bit)\Plug-Ins
32ビットのプラグイン: C:\Program Files(x86)\Adobe\Adobe Photoshop CS6\Plug-Ins

 

Viveza 2の使い方

今回はこちらの画像をVivezaでレタッチします。(写真はphotoACより)

857d5c56a83705e8c4f3de859879df9b_l

Photoshopで画像を開き、Vivezaを起動します。

フィルタ > Nik Collection > Viveza2

WS000000

「表示」のボタンについて

編集画面の左上に、プレビューを選択するボタンが用意されています。
デフォルトは一番左の□がアクティブになっています。
WS000001
このボタンがアクティブになっている時だけ、プレビューのチェックボタンをクリックできます。

フィルターのオン・オフをこのボタンを使って比較することができます。

 

真ん中の□ボタンを押すと、左右で2分割されたプレビュー画面に切り替わります。

WS000002

WS000005

 

3つ目のボタンを押すと、上下で比較できる画面に変わります。

WS000003

WS000004

 

ズーム等のツール群

WS000007

表示ボタンの右側には上画像のようなツール群が並んでいます。

左からそれぞれ「選択(A)」「パン(H)」「ズームイン(Z)」「ズームアウト(Z)」「背景カラーを変更」「調整パネルの表示/非表示(Tab)」となります。(括弧の中はショートカットキーです。)

選択ツールはこれからご紹介する「コントロールポイント」などを選択する時に使用するツールになります。
こちらのツールはデフォルトでアクティブになっています。

「背景カラーを変更」ボタンでの変更は、次回Vivezaを立ち上げた時でも引き継がれます。

カラーを引き継ぎたくない場合や、起動時の背景色を固定したい時は編集画面の左下「設定」より引き継ぎ設定を変更してください。

下の画像は「規定の外観」プロパティを「淡いグレー」に変更したものです。

WS000008

 

調整パネルについて

次に、編集画面の右側「調整パネル」の各コントローラーをご紹介します。

WS000010

まず、Vivezaの最も個性的で優れた機能である「コントロールポイント」についてご紹介します。

コントロールポイントについて

WS000011

Photoshopを使っていく上で全体的ではなく一部分だけを明るくしたり、彩度を変えたくなることは日常的にあると思います。

こういったシチュエーションで便利なのが、このコントロールポイントです。

「コントロールポイントの追加」をクリックし、スポットで修正したい箇所にポイントを持って行き、クリックします。

WS000012

スライダーが5つ表示され、スポットで修正を行う準備が整いました。

上から順に、

「ポイントを中心とした影響を与える範囲」
「Brightness(明るさ)」
「Contrast(コントラスト)」
「Saturation(彩度)」
「Structure(ストラクチャ)」

一番聞き馴染みが無いのは一番下のスライダーである「ストラクチャ」だと思いますが、これはNik 製品独自の機能で、不要なアーチファクトを発生させずにディテールを調整することができます。
このスライダーによって簡単に解像感をコントロールすることができます。

コントロールポイントを選択中は右側の調整パネルにも同じようにスライダーが同期されています。

WS000014

ちなみに、スライダーをアクティブにした状態でダブルクリックすると、数値が初期化(0)されます。

WS000013

ちなみにコントロールポイントはいくらでも増やすことが可能です。

WS000015

コントロールポイントの数だけ制御するパラメーターが増えていきますので、「一度に復数のポイントを同時に制御したい」と思うことがあるかもしれません。

そういった時は選択ツールでコントロールポイントを囲うように選択し、「グループ」ボタンを押します。

WS000016

グループ化されたコントローラーは同時にスライダーを動かすことができるようになります。

WS000017

グループは「コントロールポイントの一覧」により管理されています。

複製したり、削除したりする時はこちらからグループへアクセスしてください。

WS000018

グループを解除する時は「グループ」ボタンの隣の、「解除」ボタンを押します。

WS000019

個人的にはあまりグループ化して絵をつくっていく..ということはあまりしたことがありません。

ちなみに、コントロールポイントを選択していない状態では、調整パネル内の大きなスライダーでの変更は画像全体に適用されます。

WS000020

Vivezaによるレタッチを適用する

変更は「OK」をクリックして適用します。

また、Viveza編集作業中にPhotoshopが落ちた場合は、それまでの修正が保存されません。
ある程度編集した段階でレタッチを適用し、こまめに保存することをおすすめします。

?WS000021

適用すると、自動的に修正後の画像を別レイヤーで生成してくれるため、オリジナルの画像との比較やバックアップが容易です。

WS000022

 

あとがき

かつては数万円した有料プラグインだったたけに、フリーとは思えない機能性を持ったPhotoshopプラグインとなっています。
Photoshopを手に入れたらとりあえずインストールしておいてほしいオススメプラグインなので、ぜひ使ってみてください。
何より直感的に使用できますので、Photoshopビギナーの方をはじめ、どなたでも使いこなすことができる優れたUIが大きな魅力です。

余談ですが僕は同じGoogle Nik Collectionの?Sharpener Proなどと一緒に使うことが多いような気がします。

この記事へのコメントはこちら

CAPTCHA


おすすめ記事

人気記事TOP10